プロ人財シェアリング

幹部メンバーのメンターは必要ないでしょうか

後継者育成・幹部育成も放置できない

 人事部長時代のことです。 商工会議所主催で、大学のキャリアセンターと就職担当の先生がスピーカーとなり、地域の企業が20社ほど参加しての就活と関連付けた大学説明の機会がありました。 大卒新卒の採用計画があったので人事部長として参加したのです。

始まる前に少し時間があったので、座席の隣の方にご挨拶をさせていただきました。近隣の企業の総務とか人事の部長さんかなと思って名刺交換をすると 「〇〇技術グループ」と記載されていたので、「本社部門の方はいらっしゃらないのですか?」と尋ねると、「うちは社長と事務の社員以外は全員現場です。」 とのこと。 あとでお聞きすると80人規模の会社さんでした。  中小企業の間接部門の厳しい人財状況をあらためて感じた一コマです。

合説への参加や選考プロセスの段取り、人員募集にまつわる様々な業務を 現場社員が引き受けなくてはなりません。 掛け持ちで任される現場の皆さんも大変ですが、「人が大切」と言っている端から、人にまつわる業務は片手間なのかと釈然としませんでした。

 INDEEDの採用手法の説明会に参加した際も参加者の方と名刺交換のご挨拶をさせていただきました。名刺には「管理部長」の肩書があり、社長だけではなく、頼れる管理職がいらっしゃると思い少しほっとしました。するとこんなことを言われました。「私は経理の人間なので採用とか人事とかは良くわからないんですよ」 ・・・かろうじて本社部門に管理職を置けるような企業も 人事領域のエキスパートを置くのは容易なことではないのでしょう。 

一人で頑張る社長さんをサポートすることを エイクイック・ポテンシャル㈱のミッションと考えるのであれば、直接の社長さんサポートは当然ありですが、 経理軸の管理部長さんのような側近幹部の方の助けになることも 当社のミッションだと思っています。 後継予定のご子息のメンターも同じです。 HRビジネスパートナーの有効性を今再認識させられるエピソードとして思い出しました。

 

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